>>58 確かに。今は日本も格差社会ですもんね。
とはいえ、日本のアッパークラス(富裕層)にエリート文化と言えるほどのものがありますかね?
まさに大学の大衆化による教養主義の没落によって、エリート文化が衰退・消滅しつつある日本に
階級社会フランスの文化資本の議論がどのくらい当てはまるでしょうか?
とある慶応のセンセイが、三田で『学問のすすめ』を読んだことのある学生を調べたら1割にも満たなかったという話を聞きましたw。
話をもっと具体的にしましょう。
哲学の話があがっていますが、たとえば哲学の話に限定したとき。多くの人に聞いてみたいですが、
・現在、日本のアッパークラスの人間の多くが教養として読んでいると思われる哲学書が存在しますか?
(かつては西田の『善の研究』なんかは必読書でしたね。サルトルや実存主義がブームの時代もありました。当然マルクスも。
これらを読んでいない学生は「無教養」と蔑視されましたね。いま、このような「正統文化=ハイカルチャー」が日本に存在するでしょうか?)
・教養として「この哲学書を読むべき」みたいなものがあるとしたら、誰のどんな著作があげられるでしょう?
・例えば、「古典中の古典であるプラトンぐらい読むべきだ」というとして、「読んでどんなイイコトあるの?」と聞かれたらどう答えましょう?
・それは、アニメオタクが「今期は、このアニメを見るべきだ」と押し付けてくることと何が違うのでしょう?
このスレで、学問したい、教養を身につけたいと考えている方々は、
哲学書に限らず、どんな本を読みたい、読むべきだと、考えているんでしょう?
そして、それは何のためですか?何の役に立つからですか?
①特に「何のために」というものは存在せず、純粋に自分が好きだから学んでいる趣味のようなものですか?
②仕事や(仕事上の)つきあい・社交などに役立つ実学としてですか?
③勝ち組になるための資源(リソース・文化資本)として得だからですか?
④明和で半端な知識をひけらかし偉そうにしたいからですか?w(ニーチェはこういう人物を教養俗物と呼びましたね←ってな具合の知識のひけらかしw)
⑤それとも、昔のように読書を通じて人間形成する(人格を向上させる)ためですか?
・・・
そもそも教養とは何でしょうか?
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