「天皇」は無礼 一君万民の天皇制は意味なし芳一


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001 2013/01/12(土) 12:53:31 ID:aq2foCD2mI
「禮君不稱天」「礼君は天を称さず」
「礼儀をわきまえた主君は自らを『天』などとは称さない」
(「礼記」坊記第三十)

日本の主君の号である「天皇」は、その呼称からして実は非礼に当たる。
おそらく聖徳太子あたりが、隋の皇帝煬帝に対抗して名乗らせ始めた呼称に
違いないが、他国の皇帝に対抗して勝手に「皇」を名乗り始めたことのみならず、
そもそも「天皇」という呼称を用い始めたこと自体が、普遍的な礼法に反している。

しかし、聖徳太子は「礼記」儒行第四十一から「和を以って貴しと為す」という記述を
十七条憲法に引用するなど、礼法にも精通していたことが明らかである。にもかかわらず、
あえて「天皇」などという礼法に反する呼称を用いさせ始めたのには、ちゃんとわけがある。

天皇は、人界の主君こそが敬うべき「主君のための主君」なのである。

天皇本人は、主君というよりは「天」そのものであり、人間社会を実力によって統治する
国王や帝王並みの主君がその「天」を敬うようにすることで、世の礼儀を正して行くのである。

かの有名な遣隋使の「日出ずる処の天子、日没する処の天子に書を致す。恙無きや」という
文書の「日出ずる処の天子」というのも、実はこの書を小野妹子に送らせた聖徳太子自身の
ことを指しているのであり、天皇はその天子たる聖徳太子が敬う天そのものでこそあった。

聖徳太子の後にも摂関家や将軍家など、天皇以上もの社会的実力を持つ権力者が多数
日本では勇躍した、それも「天皇」という号の特殊性に合致した必然的な結果だったのであり、
天皇の他に実力ある主君級の人物がいて、その人物こそは天皇を敬いの対象として
行くことでこそ、天皇制という体制もまたその存在意義を帯びるのである。

天皇の他に主君級の人物がいるわけでもないのに、ただの平民なぞが主君としての天皇などを
敬おうとしたりしたなら、かえってそれが無礼を助長する結果にすらなってしまうわけで、
一君万民状態での天皇制は全く意味がないのみならず、害があるとすら言える代物なのである。

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008 2013/01/12(土) 22:08:23 ID:aq2foCD2mI
その語義からいって、天皇ってのは、自分が俗界を治めちゃいけないんだ。
そんなことをすれば、そんじょそこらの王侯が世の中を治める場合以上にも
非礼の撒き散らしという害悪をもたらしてしまいかねないんだ。

「陛下の代わりに、全ての罪穢れを受け止めまする」という程もの
心意気と共に君主級の働きをするものが別個にいるのでなければ、
天皇が世の中に及ぼし得る好影響というものもまた、あり得ない。

明治以降の日本国民が、天皇を直接敬服の対象にしたりしたせいで
狂乱状態に陥ってしまった原因も、そこにある。それは、全く必然的な結果。

庶民如きが天皇に直接帰服したりすれば、当然のこととしてそうなる。
礼儀礼節が養われるどころか、かえって損なわれる。そうでしか
あり得ないのが、「天皇」という位階だから。

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009 2013/01/17(木) 18:40:43 ID:47TA1yoLAY
>>笠地蔵

ごめん、言ってる事がよくわからない

皇族と過激派右翼を重ね合わせて議論するのは
今まで朝鮮人しか見たことがないので

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010 2013/01/19(土) 23:57:46 ID:NNUqRwVJhY:au
「天皇」という位自体、密教的なものなんだ。
仏教版ではなく、神道版の密教における。

隠し隠し存在するのが正統であり、大っぴらに君臨するのは異端。
天皇が本物の天皇であるにしたって、表に出て来るのでは異端に与することとなる。
そういうあり方をしないでいることこそが正統なのだから。

教理というよりは、位相の問題。
表か裏か、前か後ろかみたいな大前提の問題であり、
そこを違えるようでは、どんなに複雑な教条をことごとく実践し抜いた所で異端に終わる。

場の雰囲気からして、何か浮わついた所があったままであり続ける。

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011 2013/01/20(日) 11:34:18 ID:kdcqbC5GiM
>>7
日本の愛国者のイメージを貶めようとして街宣車で騒ぐ
似非右翼の在日どもに品が無いのは確かだよね。

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012 2013/01/20(日) 12:42:38 ID:ikTKhEVRqY
しかし、皇室との関わりが密接であるような神道の
神官とかも、やっぱり少しも「封建的」ではないんだ。

家に皇室のカレンダーを貼ったり、皇族との
ツーショットの大判写真を額に入れて飾ってたりと、
天皇の忠臣というよりは、天皇ファンとでもいったとこ。

元より天皇というのは、そういったざっくばらんとした
天界のみを司る存在なのであって、利権や権謀術数渦巻く
俗社会を取り仕切る棟梁はまた別個に置くものなんだ。

天皇一尊の国家神道が本来の神道文化からかけ離れていた
とは多くの現代人が指摘するところだが、その現代人もまた、
「天皇こそは全世界で唯一無二に偉い」というような、
一神教的発想の呪縛から免れられないままでいる。

天界を司る首長としての天皇がいるようにして、俗界を司る首長
としての摂関や将軍もまた存在する。そういう強度に多神教的な
世界観の下にこそ、本来の天皇制もまた健在していたのである。

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013 2013/01/20(日) 15:19:36 ID:NNhCfeCaI6:au
「天皇こそは全世界で唯一無二に偉い」というか、
「天皇こそは全世界でも唯一無二に偉い存在として本来から祭り上げられている」
という偏見から脱却できないままでいる。

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014 2022/03/06(日) 18:53:27 ID:uRL6X25f7s
桃屋のごはんですよ

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