>>6 「きみ」と言えば、日本神話でよく言われる「諾冉(きみ)二神」でしょう。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)は国土創生の神であり、日本国の神話では最も根源的な男女神。
尊名は「いざなう男」「いざなう女」という意味と言われており、その男女を意味する「き」「み」を取って諾冉二神と総称される。
そもそも「きみ」が男女を指す言霊。
>君=おきな(男)、おみな(女)の真ん中の「き」と「み」を足し、男女という意味
これはまったく逆で、「き」が男、「み」が女を指すから、「御「き」名」つまり男の尊称。「御「み」名」つまり女の尊称という事。
転じて、「きみ」と言えば完全な人間の状態つまり人間社会全体を指すとも解釈されている。
「代」は「世」と同義。つまり世界。
「きみがよ」で「人間の世界」と解釈するのが当然でしょう。
千代に八千代に以降は「永遠に続きますように」で良い。
「我々人間が栄える世界が永遠に続きますように」という意味で間違いないでしょう。平和な世界を祈念し言寿ぐ、まことにめでたい歌。
「きみ」を君主という意味で解釈しようとするのは近代の後知恵であって、無理矢理感が強すぎる。
この歌が出来た時代に「きみ」という言葉を選択する以上、君主ではなく「諾冉」を想定していたのは自明の理。
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