神道 1


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001 2012/05/04(金) 23:35:09 ID:TLrdgThVr2
神道に関しての資料、情報、薀蓄など。

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002 2012/05/05(土) 00:27:37 ID:uQJsXuEZBU
神宮(伊勢神宮)・・・「神宮」と言えば伊勢神宮を指す。御祭神は天照大神
鹿島神宮・・・御祭神:武甕槌大神
香取神宮・・・御祭神:経津主大神

以上三つが古来より「神宮」と称されている
以下の神宮(抜粋)は近年「神宮」と称されている

橿原神宮・・・御祭神:神武天皇
平安神宮・・・御祭神:桓武天皇、孝明天皇
明治神宮・・・御祭神:明治天皇
霧島神宮・・・御祭神:天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊
鹿児島神宮・・・御祭神:天津日高彦穂々出見尊等
石上神宮・・・御祭神:布都御魂大神
熱田神宮・・・御祭神:熱田大神(草薙剣)

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003 2012/05/05(土) 01:06:02 ID:uQJsXuEZBU
参拝の正式手順(一般的方法)

①鳥居前で会釈
②境内へ入る(参道中央は「正中」と言い神様の通る道とされるので一般的には避ける)
③手水舎で手水を取る(使う)
 1右手で柄杓を取り、水を汲み左手を清める
 2柄杓を左手に持ち替え、右手を清める
 3再度柄杓を持ち替え、左掌に水を受けて溜め、口を漱ぐ
 4左手を再度清める
 5柄杓を立て、残った水で柄杓の柄を清める
 6柄杓を元の位置に戻す
④拝殿または賽銭箱のある場所に立ち会釈(揖(ゆう))をする
⑤賽銭箱へ賽銭を静かに投入する
⑥鈴がある場合は鳴らす
⑦直立の姿勢の後、二度、腰を90度に曲げ頭を下げる。
⑧両手を胸の高さで合わせ合掌の姿勢を取り、右手を少し引き、二度、手を打つ。
⑨手を静かに下し、⑦と同じ低頭を一度行う。
⑩会釈(揖(ゆう))をして神前を辞する。

※この手順ほとんどの神社は問題無し。
正式な式では神職の指示に従う事。
また、出雲大社では⑧が二度ではなく四度(4拍手)。

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004 2012/05/05(土) 01:23:26 ID:uQJsXuEZBU
数え方

神様(御祭神)・・・「柱(はしら)」
(延喜式神名帳によると「座(ざ)」を用いる場合もある)
神輿・・・「基(き)」
お札、御守・・・「体(たい)」

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005 2012/05/05(土) 01:34:23 ID:xyWQ7dPy1k
神道を聖書信仰の隠れ蓑にはすんなよ。

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006 2012/05/05(土) 01:52:07 ID:uQJsXuEZBU
社殿

社殿は大別して二種類の様式がある。

・神明造(伊勢神宮など)
・大社造(出雲大社など)

両方とも千木・鰹木のある切妻造が基本だが、入口の向きで区別される。
神明造は屋根の平側に入口を作り、大社造は屋根の妻側に入口を作る。

伊勢神宮は特に唯一神明造と呼ばれる。
神明造からの亜種では、流造(三間社流造、両流造)、八幡造、日吉造、入母屋造、権現造、浅間造、尾張造などがある。
また、大社造の亜種で、住吉大社に見られる住吉造。春日大社に見られる春日造がある。

参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E5%BB%...

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007 2012/05/05(土) 02:03:55 ID:uQJsXuEZBU
胡床(こしょう)

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008 2012/05/05(土) 02:25:53 ID:uQJsXuEZBU
平安時代:本地垂迹説
鎌倉時代:神本仏迹説(反本地垂迹説)

神仏習合(神仏混淆)→明治時代:神仏判然令→神仏分離・廃仏毀釈

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009 2012/05/05(土) 03:03:00 ID:Igk6b8VHFo
天照大神は実は女神で無いとか

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010 2012/05/05(土) 07:01:28 ID:zVhvhXdt02
現時点で世界一大量の霊的生命力を扱える、その日本人が言ってたよ、
日本神道のいいとこは 世界中の いいとこ取り できるとこ なのだ って。
その日本人はラジオで人生相談してたらしい。

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011 2012/05/05(土) 08:03:21 ID:LiRLBmFaKI
全ての宗教の果実は「ひと」なのではないかと思う。

儀式や神殿や血筋や権力や霊力とか、そのようなものは、幾らでも力づくで作れる、ごまかせる。
金にも権力にも霊力にもよらず家柄にもよらず神を実現し、神と人は実を結んだのだろうか?
霊能力者は多いが、果実を見たことも聞いたこともない。

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012 2012/05/05(土) 11:16:18 ID:Igk6b8VHFo
果実って何の暗喩?

宗教の社会的成果じゃないよね?
霊的な結実ってこと?

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013 2012/05/05(土) 11:41:19 ID:LiRLBmFaKI
果実は、つまり、神を人に投影して表したもの。
「これが神だ」という何かなのだと思う。
神殿は、人の体だと言われる。

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014 2012/05/05(土) 12:17:38 ID:xyWQ7dPy1k
神道で「果実」が特定して重要視されているなんてことは全くないな。

もちろんあえて避けたりもしないけども、塩とか水とか米とかの、
人間にとってより欠くべからざる供え物のほうをより重要視する傾向がある。

「結果」以前の「原因」をより尊重しようとする。
たくさんの実を結んだりすることよりも、種子そのものの偉大さを崇める。

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015 2012/05/05(土) 12:30:48 ID:Igk6b8VHFo
>>13
擬人化されたご神体ってこと?

それとも三輪山とかご神石なんかのことかな?

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016 2012/05/05(土) 20:08:57 ID:F8/McR3sDs:DoCoMo
祇園社、天王社の総本社は八坂神社。
スサノオ=牛頭天王=武塔天神(武塔神)

八坂神社の祇園祭、津島神社の尾張津島天王祭が有名。

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017 2012/05/08(火) 11:53:17 ID:oKwSHx/0t2
軍神は何故、2つあるの?(香取、鹿島)
結婚式は軍神の前でも問題ないの?

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018 2012/05/08(火) 12:43:46 ID:hhGTCTBqYw
>>17
違う神だからね。
>>2でもすでに出てるけど、鹿島神宮は武甕槌大神、香取神宮は経津主大神。
スサノオもヤマトタケルノミコトも神宮皇后も武神という扱いで勝負事の神様だし。
要は記紀神話なんかを根拠に後世が勝手に軍神に祭り上げている感もある。

>結婚式は軍神の前でも問題ないの?

普通ならイザナギ・イザナミや縁結びの神様なんかを御祭神にしている神社で
するもんだろうけど、当人と神社側が受け入れるなら問題無いんじゃない?
産土神(住んでいる土地の神様)の神社が良いと言えばそれもアリでしょう。

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019 2012/05/08(火) 13:24:08 ID:s/RuLQIpgY
いわゆる国家神道は
アルカイダのイスラム原理主義に同じく(誤解を呼ぶか?)
19世紀的近代主義だからね。
そこをひとつ、念頭によろしく。

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020 2012/05/08(火) 15:15:17 ID:bxKlkbfk2Q:DoCoMo
そもそも論で言うなら、古代豪族の権威付けの為に土着の素朴な自然崇敬が拡大解釈されたのがいわゆる「古代神道」でしょ。
○○氏族は○○神の末裔、とか。

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021 2012/05/08(火) 16:06:21 ID:s/RuLQIpgY
>>20
ぜんぜんちがう。
あなたの「土着の素朴な自然崇敬」がいかなるイメージなのかわからないが
「○○氏族は○○神の末裔、とか」は「いわゆる「古代神道」」とかかわりなし。
そもそも古代氏族制度は律令制度と抱き合わせの輸入品

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022 2012/05/10(木) 19:00:42 ID:XUKVBu1Vto
>>そもそも古代氏族制度は律令制度と抱き合わせの輸入品


そんなことなくない?
「ウジ」の概念は3〜5世紀からあったと考えるのが妥当だと思う。

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023 2012/05/10(木) 22:03:42 ID:BaAvegS9nw
鳥居の種類って神社によって適当に決めてるのかな?
誰か知っている人教えて下さい。気になってます。
稲荷神社が赤い鳥居が多いのはわかるけど、かと言って絶対ではないし、
同じ御祭神でも神明鳥居とか明神鳥居とかバラバラ。

知人の中には、「男性神を祀っている神社は明神、女性神を祀っている神社は神明鳥居」と
断言している人もいましたが、それも違うようですし。
何か鳥居の形状を決定する基準があるのかな?

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024 2012/05/11(金) 14:26:28 ID:X6J7tXOO8g
>>22 氏族制度を民俗学から見るとね、いちばん顕著な特徴は婚姻制度。
いち部族で複数の婚姻形式はありえない。
特に同族どうしの婚姻はトップランクの不道徳行為。まして三親等内の結婚なんて神への冒涜。
おとなりの韓国では最近まで、同じ名字間での結婚が禁じられていたようにね。
ところが、書記、古事記では東アジアの結婚形態の大半が登場する。
コノハナヒメとイワヒメセットの姉妹婚やら、通い婚やら、あげくに親子、兄弟婚まである。
とくに近親婚は古代エジプトにいっぱい例があるけど、
それは氏族制度の形式束縛を持たなかったことが理由にあげられている。

日本人の系図がかならずどっかの古代天皇に行き着くように作られているのは、
それが中華律令の体裁に合わせるために作られた政策だったからということらしいよ。
まあ、こんなとこかなあ。

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025 2012/05/11(金) 17:30:37 ID:3Osf9AtmWM
俺も民俗学の学位持ってるし、レヴィストロースくらいわかるけど、
古事記に近親婚の記述があったからと言って
なんで氏姓制度が律令制の輸入品になるんだよ。
古事記は律令の成立としても、
その記述とは別に氏姓制度は古代に存在したのは歴史学上の常識。

あと、民俗学辞典でもなんでもいいから見てみるといいけど、
インセストタブーの範囲は文化によって異なる。
だからレビストロースは、遺伝的なものじゃなくて、文化せいに求めたわけだろう…。

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026 2012/05/11(金) 18:47:37 ID:X6J7tXOO8g
氏族的な社会が本来的に日本にあったかどうか? 結局のところ文献、
それも古事記、書記、風土記より古ものを求めようがない。
ヤマト文化を氏族的社会観に集約しようという、不比等のねらいにもかかわらず
古事記、書記の神話世界にはね、その痕跡が全くないんだよ。
ヤマトの古い神々は不比等の墨跡に霞みながらそれでも生き生きとふるまっている。
とはいえ、
既存の歴史観(権威付けされた事項)を改訂するには山ほど「証拠」を列挙しなくてはいけない。
腑に落ちないことが山ほどあってもね。
そこを突破できそうなのが、レヴィストロース的神話学だと思ってたんだけどなあ。
「分析解釈」にあらわれる古代は、博物館の展示物にすぎない。
古代人の世界観、神々の息吹はそこにはない。とかなんとか言ってなかった?

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027 2012/05/14(月) 18:38:37 ID:xY1aGUvV8w
明和で文化人類学の話になるとは思わなかったw


>>ヤマトの古い神々は不比等の墨跡に霞みながらそれでも生き生きとふるまっている。
これはレヴィ・ストロースじゃない。ニーチェ読んだなw?
もっともニーチェに支持されたディオニソス的なものと
記紀の神々では構造が全然違うので、こういう表現にも疑問符を付けとこう。


それはともかく、「記紀の神々に氏姓制度の痕跡がない」だから
氏姓制度は律令制以降の創作だというのは流石に暴論過ぎるし
それを支持する研究者もほとんどいないと思う。
そもそも記紀の神話の記述は仰る通り氏姓制度を権威付けするものだけど
木簡の出土などから、3〜5世紀には氏姓制度が存在したことは確実視されている。
それを民俗学や文化人類学的視点で覆そうなんて無茶だし
誤解を恐れず言えば、オカルトだ。

少なくとも21の書き込みで20に対して「全然違う」などとするほどの
アカデミックな根拠は誰にとっても不足している。
主張や推論は勝手だけど、それを研究家の相違のように語るのは誤解のもとだし
君自身学究の立場にいたのなら猶更慎むべきだと思うよ。

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028 2012/05/14(月) 18:39:24 ID:xY1aGUvV8w
失礼

相違→総意

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029 2012/05/15(火) 14:26:52 ID:LzburlkRBg
>ニーチェ読んだなw
知識力合戦をするつもりはありません。てか、ムリw。
何しろ専攻は物理だし、学位もまだだしw。
寺田寅彦はともかく、ニーチェなんて受験勉強以上の知識はありません。
あ、神話の構造は斜め読みしましたよ。
>それを支持する研究者もほとんどいない
ほんの一例だけど、故網野善彦氏は中世史の研究過程でこの点にふれられている。
さすが学者「なを検討の余地あり」と極めて控えめですどね。
ゼミの先生によると、バブルから90年代にかけて中世史はずいぶん発展して
ここら辺のことが論議に耐えるようになっているそうです。
なにしろ古代のこの件に関しては資料的に進展がほとんどないらしいですし。

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030 2012/05/15(火) 15:21:54 ID:8iicMjk0CY
>>29
>>寺田寅彦はともかく、ニーチェなんて受験勉強以上の知識はありません。

もちろん勝ち負けでもないし、勝負をする気はないよ。
ただ、先の言い回しは、そのまんまニーチェで何ですわ。
読んだことがないなら、どこかで引用を目にしたんでしょう。


>>あ、神話の構造は斜め読みしましたよ。

ん?これちょっとわかんないので、補足願えるかな?


>>ほんの一例だけど、故網野善彦氏は中世史の研究過程でこの点にふれられている。
ごめん。この人の論文も著作も読んだことないので
出来れば引用をお願いしたい。無理なら要旨だけでもOK。


>>ゼミの先生によると、バブルから90年代にかけて中世史はずいぶん発展して
ここら辺のことが論議に耐えるようになっているそうです。

「ここら辺」が度の範囲を指してるかわからないけど
氏姓制度が律令制以降の産物なんて議論は
20年前から今日まで学会で特筆されるほど取り上げられたことは無い。
そのセミの先生がどういうスタンス、論調で言ったのか知らないけど
何か聞き違えてないか?
てか、専攻が物理でゼミの先生なら、専門は物理なんじゃないの?
まあ、それはどちらでもいいけど、もう少し聞き込んでみてくれ。
多分勘違いしてると思う。


改めて言うけど、

「少なくとも21の書き込みで20に対して「全然違う」などとするほどの
アカデミックな根拠は誰にとっても不足している。
主張や推論は勝手だけど、それを研究家の相違のように語るのは誤解のもとだし
君自身学究の立場にいたのなら猶更慎むべきだと思うよ。」

趣旨はここなので余り脱線しないよう自戒です。

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031 2012/05/15(火) 17:50:58 ID:dwOGsnBfh6
明治期に大量に神社出現したし

日本神社庁だっけ、あんなのもかなり怪しいし

国家神道とは何だ? を考え出すと

案外すぐそばに外国人(白人)の顔が見えたりするんでね

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032 2012/05/15(火) 19:33:31 ID:LXwenztoZI
神々は (女学校生が女教師ににあんなことやこんなことされたぁーいのに、先生はあの子ばっかりかまってて もう いやーん がまんできなーい ばかーん) っていう ゲーテ を 秋葉とかに ふりまいてるのでは。 

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033 2012/05/16(水) 14:24:59 ID:3zF6/bcEPM
>>30
まず、心証を害されていらっしゃるようなので、
その点が「ぜんぜんちがう」に集約されるのならこれを取り下げて謝ります。
ぼくの神話学講座のディスカッションにはある決まりがあって、もちろんゲームに過ぎませんが
「討論に書かれたことを試論の盾としない。ただし、儒学の「子曰く」あるいは
ピタゴラス教団の「magister nuntiatum」は赦す」
神話学講座の先生が提案した論議を閉じず発展させるための手法だそうです。
そんなやりくち(これが初体験なんで)ががさつに過ぎたようですが、
構造主義哲学の学位をお持ちならご理解いただけると信じます。

>網野善彦氏の著書はググってくだされば日本人試論が数冊はあります。
 特に相模女子大での講話は(新書判があったかと)やや古いものですが興味深いですよ。
話ながったらしくなってきた。続きますね。

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034 2012/05/16(水) 15:09:16 ID:3zF6/bcEPM
>>30 
ところで、あなたの古代氏族観は現行日本史の定式、つまりぼくたちの講座の出発点です。
それに洪水神話、降臨神話、婚姻、神々の消息、ひとびとの生活の断片や痕跡。
これを済州島、八重山諸島、モンゴル、ブリヤート(こいつトルコ系なんで)
さらに遡って、アジア・オーストロネシア、ウラル・アルタイ、ドラビダ・インダス、
アーリア・サンスクリット諸語文化の古代と照らし合わせる。
あるいはそれらの神々の邂逅を試みる(たあい無いもんですがね)これ、面白いですよー。
何しろそれらが極東の島に集まって日本語の起源になっていますから。すると、
洪水神話→アジア・オーストロネシア神話、ゲゼル・ハーン→ウラル・アルタイ神話、
縄文と弥生(二つにまとめるのも乱暴な話ですが)の神々の婚姻がそこはかとなく感じられます。
このように東アジアの古代人の生活をデッサンしてみますと、律令の導入=蘇我氏、
あるいは厩皇子以後のきっぱりと整った氏族形式以前が霞んでよくわからん、
朝鮮半島からの氏族文化の流入は、せいぜい古墳時代以前を遡らないかも。とかね、
これは日本古代史が成立する近世、近代には望めなかったアプローチです。
1980年代後半以来盛んにやられていることで、そのお遊戯が楽しいというお話でした。
もう文字数限界ですね、板になじめない話しかできなくてすいません…。

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