タイトルで触れているフィボナッチ数列をご存知の方は多いと思いますが,それぞれ1つの項だけについてはフィボナッチ数と呼びます.
そしてフィボナッチ数にはその数自身よりも小さくて異なる2つのフィボナッチ数を,平方した数の和または差で表せるという面白い性質があります.
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,...
1²,1²,1²+1²,2²-1²,1²+2²,3²-1²,2²+3²,5²-2²,3²+5²,8²-3²,5²+8²,13²-5²,8²+13²,...
ここからの作業が重要なんですが,フィボナッチ数の平方数をそれぞれフィボナッチ数にして新たな数列を作ります.そうすると興味深い性質が浮かび上がってくるんです.
1,1,1+1,2-1,1+2,3-1,2+3,5-2,3+5,8-3,5+8,13-5,8+13,...
1,1,2,1,3,2,5,3,8,5,13,8,21,...
この数列の第2項から偶数の項だけを取り出すと,フィボナッチ数列になっています.
そして第1項から奇数の項についても,第1項を除くフィボナッチ数列となります.この作業をもう1回繰り返してみます.
1²,1²,1²+1²,1²,2²-1²,1²+1²,1²+2²,2²-1,3²-1²,1²+2²,2²+3²,3²-1²,5²-2²,...
1,1,2,1,1,2,3,1,2,3,5,2,3,...
この数列も1つおきの項を取り出すと,1つ前の数列にさかのぼります.もう1回この作業を繰り返します.
1²,1²,1²+1²,1²,1²,1²+1²,2²-1²,1²,1²+1²,2²-1²,1²+2²,1²+1²,2²-1²,...
1,1,2,1,1,2,1,1,2,1,3,2,1,...
https://www.youtube.com/watch?v=jjOm_wRI-zM
返信する