ダニング・クルーガー効果
馬鹿と未熟な知者と賢者の見分け方
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001 2019/05/11(土) 14:11:13 ID:eSwP3tfYcA
ダニング・クルーガー効果
Dunning-Kruger Effect
未熟な人々が、自身の能力や技能を実際よりも高く評価する傾向。
・能力の低い人々は、知識と経験に乏しいため、自分の能力不足を認識することも、
他者が持つ能力を認識することも難しい。
・これは悪循環を生む。能力の低い人々は、能力が低いために自身の能力不足を
認識することができないが、能力不足を克服するためには自身のスキルの現状を
見極めることが必要であり、それこそが彼らに欠けている能力だからだ。
・逆に、能力の高い人々は、自身の能力や技能を低く見積もると同時に、他者の
スキルを過大評価する傾向がある。
・ダニング・クルーガー効果を打ち破るためには、経験の浅い人々に、能力の有無
を見分ける方法を教えると良い。定期的に周囲からの意見や批評を伝え、自己
評価力の向上を促そう。
William Lidwell 他著
「要点で学ぶ、デザインの法則150」より
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003 2019/05/11(土) 14:39:55 ID:eSwP3tfYcA
コーネル大学の研究で確認されたというこの心理学的効果、
特に
>>1図(1)の「井の中の蛙の思い上がり」ばかりが注目されがちだが、
(2)の「未熟なガリ勉小僧のいじけ」と(3)の「真の賢者の余裕」の
実在性が確認されている点も、大変大きな意義がある。
よく知者のあり方として引き合いに出されがちなソクラテスの言葉、
「知らないことを知ってるつもりでいるよりも、知らないことを知らないと知っているほうがかしこい」
は、(1)と(2)を差別化する言葉としては的を射ているが、(3)の存在を見落としている言葉でもある。
「知るを知るとし、知らずを知らずとする、これを知者という」といい、
「知者は楽しむ」「知者は惑わず」という孔子の言葉こそは(3)の存在までをも見据えていて、
最新の心理学研究は西洋のものであるにもかかわらず、東洋の叡智にこそ軍配を挙げている。
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004 2019/05/11(土) 14:51:09 ID:eSwP3tfYcA
しかるに、今の世の中は完全に西洋文化が主流、
東洋文化は亜流ないし過去の遺物とされたままの状態。
学校教育も西洋学が主体であり、本式の儒学などは顧みられもしない。
するとどうなっているかというと、大学教授であれ高級官僚であれ医師であれなんであれ、
高学歴な人間ほど知識への自信を持ってはならないという固定観念が根付いていて、
自信のなさ故に他者を見下すような陰湿な態度性格を帯びることとなってしまっている。
>>1の(1)を戒めようとするあまり、(3)まで亡きものにしてしまっているというソクラテスの呪縛。
これが、現代社会の高学歴が頭はいいはずなのにちっとも尊敬するに値しないような
悪ガキ然とした人種ばかりと化してしまっている主因であり、なおかつアメリカの
底辺層のような反知識主義者が知者を忌み嫌う根本原因にもなっている。
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005 2019/05/11(土) 15:01:39 ID:kvsHxQCdIk
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